おすすめの1冊

具体的・効率的 『英語学習最強プログラム』

著者の基本的な立場は、「使える英語」を目指すことです。
学習量×効率=最速の英語上達
という考えのもと、英語をあきらめたくない人、
これまでの学習法を見直したい人、
三日坊主を脱したい人、
を対象に、英語学習のコツを非常に具体的に述べたのが本書の特徴です。

どれぐらい具体的か?
例えば、よく本などに書いてある「英語の語順で英語のまま理解する」
などを例に取ると、

I met Tom in the park yesterday.

という英文をだいたい0.5秒以下で読む。

目は、左から右に一度だけ動き、
頭は、日本語を使わずに、文を理解している、
という状態です・・・・

といった感じで、さらにdogという単語を出して
犬のイメージを浮かべながら、日本語を介入させないで
声に出して単語レベルからどうやって覚えるかといった点まで
解説しています。

その解説の中に外国語の学び方の要領のようなものが
語られています。

他にリーディングのコツや電子辞書のヒストリー機能の
便利さなども読んでためになるなと思いました。

また、英検1級レベルの単語はふつうお目にかかることはない
などと言う人がいるが、新聞の社説や有名な小説などにも
よく出ていて使われていることを『赤毛のアン』や
『賢者の贈り物』、ヘレン・ケラーの『私の生涯』などの例を出しながら
説明しています。

英検1級レベルの単語は決して「ネイティブも知らないような難解な単語」では
ないとのことです。

最後の、「学習法に不安を持たない」というアドバイスは他の
英語学習書には見られない、ためになるアドバイスだと思いました。

これはつまり、効率的な学習法と非効率的な学習法は存在するかもしれないが、
たとえ非効率的な学習法であっても続けていれば必ず上達するので、
心配無用ということです。

続けていれば自然と効率的な方法が見つかるとも言っています。

そして、英語は本当に簡単!とまで言い切っています。

なぜでしょう?

英語の学習にはほとんどの場合、必ず正解があります。

しかし世の中の問題のほとんどは仕事にしても、人間関係にしても
社会問題にしても自分の将来にしても絶対的な正解がありません。

それに比べれば英語の学習は正解がある場合がほとんどなので
簡単だということです。

そう言われれば確かにそうだなと思います。

単なるテクニック的なことだけではなくて、学ぶ上での
気の持ちようというか、心構えのようなことにまで
さりげなく言及している点なども好感が持てます。

自分の学習方法は間違っていないだろうか・・・と思ったときなどに
パラパラっとめくってみると元気づけられる本です。

興味をもたれた方はアマゾンで確認してみてください。

土屋雅稔著、ペレ出版
〈具体的・効率的〉英語学習最強プログラム

2009年12月16日 02:13

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