おすすめの1冊

國弘流英語の話し方

只管朗読で有名な國弘正雄氏の本です。古いな〜と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、この本で述べられていることは外国語学習の原点のような気がします。書いてある内容はたいへん厳しく、容赦なしという感じです。

「日本全体で、かなりの人が、楽をして英語を身につけるという共同幻想にしがみついている」(P.25)

「歩けるようになるには自然になるけれど、逆立ちはちゃんと練習しないとだめだと、区別をつけている。英語は、日本人には、逆立ちですよ」(P.29)

こんな厳しい調子で外国語学習への取り組みの甘さを指摘されると、始める前から気が重くなってしまうという人も出てくるかもしれませんが、ご自分の学習体験や英語の達人と言われる人たちの言葉も引用しながら、英語学習の基礎基本となることについてくわしく説明されています。目標とする言葉をある程度使えるようになるためにはどうしても避けて通れないことが書かれています。

英語がある程度使えるために、中学校の教科書でどれぐらいの習熟度を目指せばよいのかということの具体例として、次のような項目があがっています。

(1)英文をひっくり返さずに頭から順番に呼んで意味がわかる。
(2)日本語が頭に浮かばないのに、意味がイメージとして実感できる。
(3)ふつうのスピードで吹き込まれた付属のテープをテキストを見ずに理解できる。
(4)音読がネイティヴ・スピーカーに楽々と通じる。
(5)文のどの部分が、他の言葉と入れ替え可能かという、基本的な予測力がある。
                                      (P.36)

外国語を理解し、ある程度使えるようになるためにはどんな勉強をしたらいいのかということを具体的に述べている本だと思います。英語だけでなく他の外国語を学ぶときにも役立ちそうな内容の本です。

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2006年12月25日 23:31

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